Part 1をご覧になっていない方は先にこちらをご覧ください。
このパートでは新しく重要人物の兄の存在が明らかとなり、ついに仮想通貨投資への布石が始まります。
前回突如twitterから始まったシンガポール人とのやり取り。
自然な流れから仕事や結婚についての話題となりました。
この辺りでは、まだ特に怪しい感じもなかったため、あまり深く考えることなくLINEでのやりとりを継続していました。
私はそもそも日本が好きで観光スポットなどの話から始まっていたため、特に深く考えず正直に答えていました。
その後、しばらくは旅行した国のことや食事のことを写真など交えて普通の会話をしてました。
その中で、相手の家族の話題になりました。
最初は、私はシンガポールに住んでいるが姉は日本で結婚しそのまま暮らしているということ、
また兄はアメリカにいて長いこと会っていないが今でもテレビ電話でよく連絡を取り合っていることなどを話してくれました。
「兄にパスタの作り方を教えてもらった」とか、「兄と映画を見にいきたい」とどちらかというと兄の話が多かったです。
その後も2日ほど食事や天気、趣味の読書のことなど自然な会話が続きました。
そしてしばらくした夜に突如、「相手から今晩は兄と重要な会議がある」とLINEがきました。
ここで私は、兄とはてっきり家族の会話をするためにテレビ電話をしていると思っていたのですが、はて?会議とは?となりました。
翌朝、突如ZOOM会議を写した短い動画と共に、「新しいプロジェクトを始めたが順調に進んだ」とLINEがきました。
この辺りから『兄と始めたプロジェクトの話』の割合がだんだん高くなってきます。
仕事はエステサロンの経営じゃなかったのか?とここでちょっと違和感を覚えましたが、特に困ることもなかったため、このまま会話を続けていきます。
ここからは、日常会話が半分、兄とのプロジェクトの話が半分で進んでいきます。
日常会話は本当に自然で、特にテンプレートなどもない感じで、適当になってくることもありませんでした。
ただ、この後の日常会話はほとんど当たり障りない内容なので重要な部分を除き割愛します。
ここで、兄のプロジェクトの話を要約すると
- 兄はアメリカのマンハッタンに住んでいて、金融業の経営者をしている
- 私は兄の助けのもと経営の仕事をしており、とてもうまくいっている。
- 新しく兄と始めたプロジェクトは仮想通貨に関することで、とてもうまくスタートできた。
- 毎日数千ドルの利益があり、エステサロンの従業員とも共有し、みな成功している。
といった内容になっています。
仮想通貨きたー!となり、この辺りでかなり怪しい感じがしてきましたが、会話の半分は日常会話で薄められていることもあり、意外と自然な流れに気づかない人は気づかないかもしれないと感じました。
この後は怪しいと思いながらも、私は話を合わせるだけで、特に儲け話に興味はないような感じで会話を続けました。
相手からは、私の日常会話に対する答え+新しい仮想通貨のプロジェクトの話を混ぜながら、特に強く誘うこともなく、興味を持たせようとしてきます。
個人的には全く興味がなかったのですが、それでも続けてくることから、かなり疑いが強くなってきました。
もうブロックしてしまっても良いかと思ったのですが、なかなか巧妙な手口にせっかくなのでもう少し深く足を突っ込んでみようと思いました・・・。
Part 3へ続く。。。