サプリメントの飲むタイミングは?注意点することは?

サプリメントはいつ飲むのが良いか知っていますか?

今回はサプリメントのオススメの飲み方を解説します。

ビタミン

ビタミンは大きく分けて水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの2種類があります。

その名前の通り水溶性ビタミンは水に溶けやすいビタミン

脂溶性ビタミンは油に溶けやすい(水に溶けにくい)ビタミンです。

水溶性ビタミン
  • ビタミンB群(B1、B2、B3、B5、B6、B7、B9、B12)
  • ビタミンC

水溶性ビタミン水に溶けやすいため、サプリメントを白湯や水で飲めばビタミンは溶け出して身体に吸収されます。

ただし、水溶性ビタミンは身体に吸収された後、過剰になった分は速やかに尿から排出されてしまうため、過剰摂取となる心配は少ないですが、こまめに摂取する必要があります。

最も効果を期待するのであれば、1日3〜4回に分けて、食後や寝る前に使用するのがオススメです。

ただし、多くのビタミンサプリメントは1日1〜2粒となっています。

ですが、サプリメントは補助的なものですから、1日3食ご飯を食べていればまず不足すると言うことはありません。

逆に、1日1粒が目安のサプリメントを連日・毎食後などに使用することによって過剰摂取となる心配があります。

特に水溶性ビタミンだけでなく、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)やミネラルを含むサプリメントは目安の量を守って使用することをオススメします。

脂溶性ビタミン
  • ビタミンA
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンK

脂溶性ビタミンは油に溶けやすく、水には溶けにくいため、そのまま水で飲んでも吸収効率はあまりよくありません。

脂肪などの油は身体は食事をとった後に様々な消化酵素が出ることで油を身体に取り込みやすい形にした後、小腸から吸収されます。

脂溶性ビタミンも同じように吸収されるので、食事の後すぐに摂取することで、食事の油と一緒に吸収されます。

水溶性ビタミンとは違い、一般的にはすぐに排出されることはありませんから、1日1回でも問題ありませんが、食後すぐに使用するのをオススメします。

1つのビタミンサプリメントを通常量で使用する分には問題ないですが、2種類以上のサプリメントなど使用する場合は過剰摂取には十分注意する必要があります。

ミネラル

ミネラルはそれぞれの成分(元素)が身体のなかで複雑に影響して絶妙なバランスを保っています。

カルシウム(Ca)やマグネシウム(Mg)など一部のミネラルは糖質や脂肪が吸収のサポートをすると考えられていますので、食後に摂取するのがよいでしょう。

また、ミネラルは他のミネラルの吸収を妨げたり、排出を促進します。

たとえばカリウム(K)とナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)とリン(P)、鉄(Fe)とリン(P)、銅(Cu)と亜鉛(Zn)などはそれぞれ相手の吸収を妨げたり、排出を促進します。

1つのミネラルに偏りがあると、他のミネラルが不足し逆効果となってしまうことがあります。

1つの成分に集中せず、食事内容なども考えてバランスよく摂取することが大切です。

ポイント

ビタミンDはカルシウム、ビタミンCは鉄の吸収を助けます。

時にはビタミン不足がミネラル不足の原因となる場合もあります。

サプリメントを使用する場合は、ミネラルだけでなく、マルチビタミン&ミネラルのように、セットになっている商品もあるので、特にこだわりがなければこちらをオススメします。

フィッシュオイル、DHA&EPA

フィッシュオイルやその中の主要成分のDHAやEPA(中性脂肪を上げにくくする成分)はその名前のとおりオイル(油)ですので、脂溶性ビタミンと同様に、食後に摂取するのが良いでしょう。

朝に摂取することで、より効果が高まると言う報告もあるようなので、朝食後がオススメです。

また、特に魚が苦手な方は空腹時などに使用すると、使用後に魚のにおいが気になるかもしれません。(個人的な経験ですが、使用後にマスクをしたら魚の生臭さがかなり気になったことがあります。)

ちょっと注意

DHAやEPA(商品名エパデールなど)は医療分野では脂質異常症や血栓予防の医薬品として使用されていますが、出血リスクがあるとされ、手術前などは中止が必要とされています。

サプリメントであっても、同一成分のため、循環器などで治療中の方や手術や検査などの予定がある場合など、医師や薬剤師によく確認をされた方が良いと思います。

ポリフェノール類

ポリフェノール類には、ブルーベリーサプリ(アントシアニン)や大豆イソフラボン、お茶(カテキン)などサプリメントとして様々な商品があります。

食品として取り入れる場合は、身体の中から割と早く分解されてしまうため、こまめに取り入れることをオススメしますが、サプリメントの場合は、目安の量を基準に、1日2粒以上であれば分けて飲んでも良いでしょう。

植物成分サプリメント

植物由来のサプリメントには高麗人参やイチョウ葉、青汁などがあります。

医薬品の漢方薬の多くは食前や食間服用が基準となっていますが、空腹時の方が多少効き目が早いことや、食事によって吸収が妨げられるのを防ぐ意味合いがあります。

ただ、サプリメントの場合は特に気にする必要はないでしょう。

まとめ

サプリメントとひとまとめにしても、成分は様々です。

おおむね、1日1粒であれば朝食後に使用し、1日の目安量が2粒、3粒などの場合は、余裕があれば昼食後、夕食後などに分けるのも良いでしょう(まとめても構いません)。

重要なことは、細かな使い方やタイミングではなく、バランスの良い食事とセットで使用することだと思います。

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