アースホッパー(Earth Hopper) SNOWはお得なサービスか?

シーズン券とは全く異なる新しいタイプのサービスで、突然の発表もあり多くの人が気になっているかと思います。

簡単にどのようなサービスで、どのような人におすすめか、注意点などまとめてみました。

引用:https://www.hopper.earth/

どのようなサービス?
  • 「アースホッパーSNOW」「アースホッパーSNOW lite」の2種類のサービスがある
  • アースホッパーSNOW liteは北海道・関東・甲信越中心の30のスキー場を29,800円(小学生以下:17,900円)で各2回ずつ滑ることができる
  • アースホッパーSNOWは追加料金(大人:27,200円、小学生以下:16,000円)で一部のスキー場(15施設)で各2回までレンタル(スキー・スノーボード基本セット*ウェア含まれません)ができる
  • 滑走券は本人しか使えないが、レンタルは本人がいれば同行者が使用できる

対象となるスキー場は30施設!中には夏油高原や神立、ロッテアライ、斑尾高原、栂池高原など魅力的なスキー場も多くあります。(一覧は公式サイトを確認してください。)

アースホッパーSNOW とアースホッパーSNOW lite違いはレンタルのサービスの有無のみです。

基本的にはレンタルは対象スキー場が限られており価格差も大きいため、アースホッパーSNOW lite一択と言えるでしょう。

正直レンタル付のアースホッパーSNOWは本人以外でもレンタルできるとは言え、対象となる人が思い浮かびません。

どのような人におすすめ?
  • 関東・甲信越or北海道(札幌〜ニセコ)在住の人
  • ホームゲレンデを決めずいろいろなスキー場が行きたい人
  • 少なくとも5カ所以上で計10回くらいは滑る人

ホームページや各種発表では日本全国とありますが、中部(奥美濃)は一切対象スキー場がなく、関西も兵庫県のスカイバレイスキー場のみです。

東北も5スキー場のみで、メインは北海道、群馬、新潟、長野が中心となっています。

なので毎回遠征する人出ない限り、実際は関東・甲信越か札幌あたりの人向けのサービスです。

また、各スキー場で2回までしか滑走できないため、拠点となるスキー場を作りたい人は素直にそのスキー場のシーズン券を買いましょう。

中には、1つのシーズン券を持っているだけで他のグループスキー場が半額で滑れるスノーバーズクラブというサービスもあるので、対象のスキー場のシーズン券を活用していろいろなスキー場を滑るのも手です。

また、価格は29,800円と言うことで、1日リフト券の定価ベースで考えれば6〜7回で元が取れる計算ですが、実際にはこれを考慮する人は早割券やシーズン券との比較となるでしょう。

早割券であればだいたい3,000円くらいで購入できるスキー場も多く、それ以外でも割引などを考えると最低でも10回くらいは滑らないと割高と言えそうです。

注意するポイントは?
  • 必ず自宅から対象のスキー場へのアクセスを確認しましょう
  • リフト券は本人しか使えません

このサービスの一番のポイントは、1つのスキー場につき2回までしか使えない点です。

つまり使用回数を増やそうとすると、必然的に行くスキー場の数が増えることになります。

30のスキー場で使用できることが全面に押し出されていますが、対象のスキー場は広範囲にわたっており、実質的には群馬・新潟・長野を中心としたスキー場で使用するのが現実的と言えます(一応札幌付近でも活用はできそうですが・・・)

最低10回は滑るとなると、少なくとも5カ所のスキー場に行く必要があるため、自宅から各スキー場へのアクセスは確認が必要です。

そしてもう一つのポイントがリフト券使用は本人のみ、1日1スキー場しか使用できないため、「自分+家族や友人1人で2回分」や、「家族や友人に譲渡する」といった使い方はできません。

リフト券の発行は本人確認が必要で、本人しか使えません(公式サイト参照)。

サイト上では譲渡が可能と記載がありましたが、よく確認すると、1回も使用していない状態でこのサービスを丸ごと譲渡することができるのみで、個別のリフト券は一切譲渡できないと記載があります(公式サイト参照)。

早割券などでは、友人とシェアをしたり、人に譲渡することも(それぞれの規約の問題は別として)可能なので、活用できる範囲が広いです。

また、家族で使用する場合も割引などはないので、個別にパスを購入する必要があります。

多くのシーズン券では、ファミリーパスや、中には大人のシーズン券でこども無料などもあり、特に今シーズンは日本スキー場開発のNSDキッズプログラムもあるので、ファミリーでの使用も割高に感じます。

最強のこども向けシーズン券 NSDキッズプログラム

まとめ

今回紹介したアースホッパーSNOWというサービスは住んでいる地域やスキー場選びにかなり影響を受けるサービスになります。

キャンピングカーなどで全国のスキー場をまわりながら滑るような一部の人にはオススメできますが、一般の方や、滑走回数が多くても特定のスキー場を中心に滑る人にはオススメできません。

家族や友人とも共有ができず、余った場合も譲渡できないことを考えると、なかなか使いどころが難しいサービスです。

まだ1シーズン目のサービスですので、今後のアップデートに注目したいと思います。

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