今回は日本スキー場開発グループスキー場の障害者割引について、リフト券の値上げに伴い価格の見直しなどがあったため、改めて株主優待割引と比較しながらまとめました。
障害者割引とは
スキー場のなかには、障害者手帳を提示するとリフト券を割引してもらえる施設があります。
スキー場開発のグループの多くのスキー場では障害者割引を導入しており、その割引額は早割に匹敵し超えることもあるため、限られた条件の方のみになりますが、非常に魅力的な割引制度になっています。
また、以前の別の記事で紹介した株主優待割引もありますので、今回はそちらとも併せて比較し、非常に限定的な条件下ではありますが、どのように購入するのが最もお得か検討してみたいと思います。
日本スキー場開発グループスキー場の株主優待割引についてはこちら↓
障害者割引の割引額
ひとまず、全てのグループスキー場の公式サイトから確認できた料金についてまとめてみました。
※前提条件 大人1名あたりの料金・オンライン割引等他の割引は考慮しない・身体障害4級
スキー場(略称) | 定価(1日券) | 障害者割引 | 介助者 | 株主優待 |
八方尾根 | 6,500 | 5,800 | 1名? | 5,000 |
白馬岩岳 | 5,000 | 3,200 | 1名 | 3,500 |
栂池高原 | 5,900 | 3,900 | なし | 4,400 |
鹿島槍 | 4,000 | 3,200? | 1名 | 3,000 |
めいほう | 4,500(平日) 5,200(土日等) | 2,250(平日) 2,600(土日等) | なし | 3,000(平日) 3,700(土日等) |
竜王 | 5,200 | 4,200 | 1名 | 3,700 |
菅平高原 | エリア4,700 共通券5,400 | 2,400? | なし | 3,900 |
川場 | 5,200(平日) 5,500(土日祝) | 4,200(平日) 4,500(土日祝) | なし | 3,700(平日) 4,000(土日祝) |
見てみると、同じグループでも割引率や対象にかなり差があります。
また、ほとんどのスキー場で障害者手帳の提示が必要と記載あるため、その他の療養手帳や特定疾患受給者証などは不可かも知れません(要確認)。
基本的には障害者割引は1日券やスキー場によっては半日券、2日券のみで、シーズン券などの割引はありません。
2023年の主な変更点
八方尾根は以前は介助者1人も対象でしたが、値上げ後のホームページでは介助者については確認できませんでした。
白馬岩岳は身体障がい者手帳 ・精神障がい者保健福祉手帳 ・療育手帳は本人+介助者、そして新たに特定医療費医療受給者証でも割引(本人のみ)となりました。
鹿島槍スキー場は以前は障害者割引がありましたが、ファミリー向けに大幅に料金体系が変更になった際に記載がなくなっていました。もし行かれる場合は事前に問合せた方が良さそうです。
菅平高原はダボス太郎エリア(日本スキー場開発)とパインビークエリア(マックアース)で運営が異なり、共通券の他、エリア単独券も販売されています。パインビークエリアは5,000円→2,400円への割引が確認できましたが、ダボス太郎エリアおよび共通券では確認できませんでした。
川場スキー場はホームページに記載ありませんが、23年1月に割引内容について電話で直接確認しました。
比較してみると、リフト料金値上げ後も相変わらず株主優待券は非常に魅力的に思えます。
ただし白馬岩岳はもともと障害者割引が優れていた上に、特定疾患まできっちりと追加されている点も含め、改めて素晴らしい対応であると感心してしまいました。
結論
- 白馬岩岳、栂池高原、めいほうは障害者手帳、八方尾根、鹿島槍、竜王、川場は優待券の方がお得
- 同伴者適用(本人+付き添い1人)があるかはスキー場による
- 株主優待割引は1枚で5人まで適用可能
- 障害者手帳以外(療養手帳・特定疾患受給者証)などは要確認を
なお、手帳の種類、券種など個人によって状況が異なるので、不明な場合はスキー場に確認をお勧めします。